今日(3/16)は確定申告の最終日。
慌てて税務署に駆け込んだ人も多いはず。
ご多分に漏れず、かつては私もその一人でしたから。
●私はe-Taxに1票!
悪評高き
e-Tax。
一昨年まではぜんぜん普及していなかったのに、
e-Taxで提出すれば、昨年か今年のどちらか一度限り、
税金が5,000円引きになるという、「電子証明書等特別控除」をつけた途端、昨年は普及率が一気に19%になったとのこと。
「やり方がわかりにくい」「使いにくい」等々、あまり良くは言われないe-Taxだけど、
あえて私は、
e-Taxに助けられた と言いたい。
・パソコンの前に居ながら、遠隔地へも申告書を送れる 岡山(倉敷)の地にいて、即座に新宿税務署に申告書を送れる。
税務署等への持込以外に、
郵送という手段もあるけど、封筒や切手を用意しなくてはいけないし、
控えをもらいたい場合は、返信用封筒まで同封しなければならないので、結構面倒。
それに引き替え、e-Taxであれば、切手や封筒も入らないし、申告書データがきちんと送れたかどう
かまで、即座に確認できる。
・歩みは鈍いかもしれないけど、確実に進化している まだまだとは思うけど、それでも少しずつ、利用しやすくなってきた。
例えば、e-Taxの開始の届け出は、以前はオンラインではなかった。届け出を出してから、使えるよ
うになるまで、ずいぶんの日数を要した。それが今や、オンラインで
即時利用可能状態となる。
・周囲の環境も整いつつある 数年前は、カードリーダを購入するのさえ困難だった。
住基カードを発行してくれる役所で尋ねても、役所側が全く答えられない。
住基カードを読めるカードリーダの一覧表を渡してくれ、「ここに使えるものが書いてあるから、あと
は勝手にやってね」という感じだった。
そして、家電店やパソコンショップに行っても、カードリーダを置いていないことが多く、わかる人が
少なかった。
でも今は、地方のショップでさえ普通に置いているし、使えるカードリーダが増えてきた。
こうして、e-Taxのおかげで、実家から新宿税務署に申告書を提出できるのだから、
確定申告もテレワークの一環としてできるのは、うれしい。
画面を縮小したのと、一部にモザイク処理をした関係で、
ほとんど文字は見えませんが、送信した申告書が受け付けられたことを示すメッセージ●でも、やっぱり難しすぎる
それでも、やはりe-Taxは未だに敷居が高すぎます。
・利用できるようになるまでが面倒で、わかりにくい e-TaxのWebサイトでは、「e-Taxご利用の流れ」として、「1.電子証明書の取得」から「7.受付結果
を確認する」まで、7つのステップが紹介されているが、最初の電子証明書の取得からして、いくら
読んでも、
何をどうしていいかが、よくわからない。
普段、耳にすることのないIT系の専門用語と、申告という、これまた普段はなじみが薄い作業とが
あいまって、
読めば読むほどに途方に暮れてしまう。
とにかく、
自力でやるのは、極めて困難。
・操作でエラーなどが出ると、対処できない 私の場合、こんなことがあった。
カードリーダは住基カードの中身をきちんと読める状態であったにもかかわらず、e-Taxソフト側で、
こんなエラーメッセージ
↓↓↓が出て、先に進めない。

e-Taxのマニュアルを見ても、対処法が書かれていないし、Webで検索して、こういうことが往々に
してあるのだとわかった。
何度かトライしても、同じようにエラーが出るので、次の対処法を試みた。
・「ルート証明書」というものを、再度、インストール
・e-Taxソフトを一旦終了して、再度、起動
どちらが有効だったのかわからないけど、この2つの操作によって、とにかく回避できた。
でも、普通、こんなエラーが出たら、その時点でつまずいてしまうだろう。
●さあ、次はママの番だよ
ママは一昨年までは、自分で確定申告をしていた。
でも、
認知症が進み、昨年は確定申告がうまくできなかった。
税務署から呼び出しを受け、結局、ずいぶん後になって、何の資料(控除証明書など)もないまま、私がママの変わりに税務署で確定申告をしたのだから。
ママには一昨年、住基カードを取得させていた。
だから、続けて、ママの分もe-Taxで申告しようと思った。
が、その
住基カードがいくら探しても、見つからない。
仕方ないので、従来通り、確定申告書を書いて、それを税務署に提出することにした。
そして、確定申告書を書いた。
次は、税務署に行く足の問題。
あまり駐車スペースのない倉敷税務署。確定申告の最終日なんて、車の待ち行列ができているのでは? と思い、自転車の方が早い、と考えた。
でも、その自転車だけど、先週、私が北海道から戻ってきたときに、すでに鍵がなかった。
鍵のかかった状態で、自転車が置かれ、今日までに、その鍵を見つけられていない。
仕方ないので、歩いて税務署に行くことにした。
行ってみると、こんな感じ
↓↓↓で、ほとんど混雑もなく、「これなら車で来れば良かった」と思ったほど。
外には車を整理の人(青い服)が2人いたけれど、車の待ち行列もなく、いたって平静ほどなく、ママの確定申告書の提出と納税を済ませ、帰路に着いた。
今日はポカポカ陽気だったので、普通に歩いただけで、家に帰った時は、背中が汗でびっしょり。
もっと薄着で出かけるべきだった、と思いつつも、
確定申告が無事終わり、ほっとした。
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テーマ:社長ブログ - ジャンル:ビジネス
私も今年初めてe-tax(とeLTAX)で電子申告しました。所得税だけでなく法人関係も。設定や申請など「敷居の高さ」はチョモランマ並みに高く、何度めげそうになったか…。でも、一度準備できたら次回からは結構楽になりそうですね。
電子申告を決心したのは、特別控除のほかもう一点、フェリカとTypeA/B両対応の安価なICカードリーダー(ソニーのRC-S330)が出たのがきっかけです。これを使うと電子申告だけでなく、suicaやedyなどの利用明細(交通費など)を手元のPCで常に確認できて、そこそこ便利です。年1回の電子申告のためではなく、日常的に使えるこうした場面が広がれば、わざわざICカードリーダーを買った甲斐もあるというもの。そうなれば、テレワーカーにもさらに便利な仕掛けとなっていくことでしょうね。
(そういえば某資格の登録証はICカードだった気がしますが、あれをICカードとして使うことは将来あるのでしょうか…笑)