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2008年09月15日(月)    [カテゴリ: ママと私の日常]

エンディングノートの前に ~敬老の日に想う~

敬老の日に合わせた総務省の発表によれば、70歳以上の人口は2000万人を超え、75歳以上は1321万人で、総人口1割に達した、とのこと。
ママも1321万人のうちの1人だ。

●最近エンディングノートが流行だけど



これだけ高齢者人口が増えたからか、最近、新聞などでもエンディングノートの記事をたまに見かける。少し前は「生前の準備」とか「遺書」「遺しておく言葉」などと日本語で言っていたものが、なぜか「エンディングノート」になると、死までオブラートがかかったように聞こえる。

さて、呼び方はともかく、
   ある程度健康なうちに、もしくは、体は病や怪我に冒されつつも、頭のはたらきが、ほぼ正常
   なうちに、自分の今後について綴ったものが、自分が死を迎える時も、果たしてそのままの気持ち
   だろうか?

と、つねづね疑問に感じている。

私も自身の死について、今は
   死ぬ = 年老いて死ぬ = だんだん体が弱まり、老衰のように死ぬ
という程度の意識しかない。
でも、老衰で死ぬ人よりも、他の原因で死ぬ確率の方が遙かに多いはず。

まして、ママは、死ぬよりも前に認知症がやって来る、なんて、本人自身、思いもしなかっただろうし、ママにとってみれば、人生の誤算だろう。

●人生の誤算と言い切った訳



私は、約10年以上前の、父母のあの言葉をとても鮮明に覚えている。

体が不自由になったりしたら、介護や医療付きの老人向け施設に行く
 自分たちの部屋もちゃんと独立してあって、普通に生活できるような建物があちこちできてきたんだよ。
 kiyomiの世話には絶対にならないから


その時、父母共に65歳。二人とも元気だった。
今から思えば、「しゃあしゃあと」という副詞がふさわしい。

事実、ママの定年退職を機に建て直した家は、平屋のバリアフリーだった。
お風呂もトイレも、車椅子で入れる広さを確保している。

少なくとも、当時の父母に「認知症になる」という予測は、微塵もなかった  ・・・・・ことだろう。

●10年経って、そして



10年の間に、父は脳梗塞で倒れ、ママは認知症になった。
今、父はもうこの世にはいない。

そしてママは、認知症の記憶障害も手伝って、10年前に私に言ったことなんて、きれいさっぱり忘れてしまった。ママが10年前に言ったことと、今やっていることは、まるっきり反対だ。

ママは今、家にかじり付いている。
施設なんて、死んでもイヤ。」とまで、言っている。
実際に数日間、施設に行くことさえ、大暴れして拒否したわけだから。

●もし、私が惚けたときには



健康な頃に書いたノートなり何なりに、もし
   「私が惚けたときには、施設に入れてください。」
とあったとしても、それは惚けたときの本人の意思ではなくなってしまう。

10年前の言葉を実行しないママを、決して責めてはいない。
むしろ、住み慣れた家で過ごしたいのは当然の要求だろう。
世話をしなければならないワンコもいる。
少なくとも、ママは今、「家にいたい」と明確に意思表示しているわけだから。

ママの10年前の意思に従ったとしても、だれも幸せにならない
ママ自身も。
私も。

ずっと苦労と我慢の人生だったママに対し、その人生の終盤まで、ママの今の意思に添うことなく、またさらに我慢を強いらせる道へママを送り込んだなら、私自身が死ぬまで後悔する。


認知症を患う人は、今後、ますます増えるだろう。

自分の人生や考えを、自分で制御できなくなったとき、私自身はどう生きればいいのだろう。
まだ、私には、わからない。

ただ、思うのは、ママにはずっと幸せを感じていてほしい、ということ。



理想と現実とは、あまりにも遠いかもしれないけど。
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テーマ:認知症の介護 - ジャンル:福祉・ボランティア

コメント

エンディングノート

こんにちは
私はエンディングノートを書いてあります。
そこには、死んだらこうしてくれ、こうしないでくれ、ということを中心に書いてあります。
kiyomiさんが書いてあるような、介護が必要になったら、こうしてくれ、というのは、エンディングノートに書かれても、こまることかもしれませんね。

ただ、脳死状態で延命はしないでほしいということと、使える臓器があればほしい人にあげてくださいということは、意識が明確な今のうちに書いてあります。
あと、葬式は、質素にして、一番安価な散骨にしてくれということも明記してあります。残された家族が、親戚からあれこれ言われないために、です。

エンディングノートを参考にして、自分で言いたいことを書き連ねています。毎年、年末年始にかけて、見直しをしています。

いろいろと考えさせていただきましたので、お礼に応援させていただきました。
ありがとうございました。

八歩さん、いつもありがとうございます。
すっかりお礼が遅くなってしまい、失礼しました。

私もエンディングノートは絶対にあった方がいいと思います。
だって病床で「私が死んだら・・・」と話し始めても、家族は「縁起でもないことを言うな!」と、きちんと相手にしてくれないことが多いからです。でも亡くなってはじめて家族は「どうしてほしかったんだろう?」と悩んだりします。

だから、自分の気持ちをしっかりノートに記しておくことは大切だと思います。

命には何の保証もないのだから、「若いからまだ先」ではなく、私もエンディングノートを考えなければ、と八歩さんのコメントを見て思いました。

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Author:kiyomi
認知症の母(要介護4)の介護で、4年半前から東京(自宅)~岡山(実家)を往復するも、心身共に疲れ果て、ついに2010年7月月末、経営していた会社の東京オフィスを閉鎖し、地元に一元化。
この経験から、もっと介護情報を流通できれば、もう少し介護生活を楽にできるのではないかと、2009年12月、倉敷市くらしきベンチャーオフィスにて、株式会社ハートバードを設立。2010/2/5、岡山県の介護・シニア・福祉情報ポータルサイト「介護ん!」運営をスタート。2012年3月、NPO法人介護ん設立。
性格は、良くも悪くも、呑気、楽天家、マイペース。趣味は草花を見て歩くこと。
ブログ開設:2008年7月4日
(開設理由はコチラ)

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