要介護認定調査では、
主治医の意見書の存在が大きい。
だから、
主治医に現状を知ってもらうための努力をしなければならない。
●お医者さんに行く憂鬱を乗り越えて
要介護認定の訪問調査が今週月曜日(4/5)なので、その直前の先週土曜日(4/3)に主治医を訪ねた。
主治医に用件を伝えることが目的なので、ママなしで私だけで行った方が手っ取り早いのだけど、あいにく、その日はママがデイサービスに行かない日。天気も良く、ママを独り残して徘徊でもされると、大変なことになるので、結局、いつものようにママ連れでお医者さんへ。
クリニックの駐車場に入ると、ママはそこがお医者さんだとわかったようで、いつものごとく、車を降りる・降りないで一悶着。
「
今日は、私が診察を受けるの!
帰りがけにママと一緒にお花見に行きたいから、ママにも来てもらったんだよ。」
と、その場限りでいいので、ママを納得させ、クリニックの受付に。
(実際、帰りがけにちょろっとお花見しました。)
●主治医を訪ねて発覚した番狂わせ(?)
受付で
「
介護認定調査が間もなくあるので、その前に、先生にきちんと状況を伝えておきたい」
旨を申し出ると、返ってきた答えに、
びっくり。
「
意見書は、3月11日に提出済みです。
えっ? お母さんの調査、まだだったのですか? とっくの昔に調査が入ったと思っていました。」
と。私がケアマネさんに訪問調査日の依頼をしたのが、
3月30日だから。
まさか、そんなに早く主治医の意見書が提出されているとは、思いもしなかった。
「
でも、提出後でも、内容の修正はできると思いますので。
今日は土曜日だから来週月曜日に倉敷市に、今からでも修正できるかを尋ねてみますから。
とにかく今日は、先生とお話してみてください。」
ひどく落胆していた私に、クリニックのスタッフさんが優しく言ってくれた。
それにしても、私はケアマネージャーさんに、主治医を訪ねることを話したら、
「
ぜひ、そうされるのがいいですよ。私からも先生に連絡しておきますから。」
とのことだったけど、意見書が提出済みであることがわかった時点で、一言教えてくれないのだろう? と、恨み言の一つでも言いたくなる。
ママ連れでお医者さんに来るのは、ホントに大変だから。
●認知症高齢者の日常生活自立度と特記
前回の調査では、主治医意見書の「認知症高齢者の日常生活自立度」は
IIIb だった。
IIIは「日常生活に支障をきたすような症状・行動や意思疎通の困難さが見られ、介護を必要とする」
bは「夜間を中心として、IIIの状態が見られる」IIIbで要介護1にしかならないわけだから、介護度を上げたいのなら、IV 以上の判定が出るようにしなければならないのだろうか?
それとも、判定は前回と同レベルでも、特記の書き方で異なるのだろうか?等々を考えつつ、事前に用意した紙をお医者さんに渡した。
IVは「日常生活に支障をきたすような症状・行動や意思疎通の困難さが頻繁に見られ、
常に介護を必要とする」その紙には、
ママの症状(問題行動など)がどれくらいの頻度で発生し、それに私がどう対処しているか、困っているか を箇条書きしていた。
それを見たお医者さんは
「
私が把握していなかった内容もあるので、これは、ぜひ意見書に修正を加えたいと思います。」
と、おっしゃる。
●果たして修正はできたか?
今日になって、クリニックから連絡があった。
「
先日の修正の件、OKでしたよ。」
と。
ああ、良かったぁ。一安心。そして、どうしてそんなに早く主治医から意見書が出たかも、ほぼわかった。
ママの今回の要介護認定期間は、4月末日。更新の申請は、その
60日前から可能。
3月に入ってから、ケアマネさんと電話でこんな会話をしていたのを思い出した。
「
お母さんの介護保険、4月末までだから、更新の申請されますよね?」
「
もちろん、更新します。ただし、3月は忙しいので、4月に入ってから調査日を調整したいです。」
「
わかりました。『調査は4月に』と言っておきますね。」
そうか、「言っておきます」とは、更新を申請しておく ってことだったんだ!その時は、全く気にも留めなかった言い回しだけど、こういう意味だったんだ、と納得。
●対策その5.主治医には早めに被介護者の症状と頻度、自分の対応やその手間を文書化して提出
今回の反省点から、
早めに(更新期間が始まる前後あたり)、主治医に
紙にして渡すこと、が重要だと学んだ。
その紙に書いた内容の一つ。
夜間・・・寝床に入ってから深夜12時頃までの間に、毎日数回、「鍵をかけたか点検する」と起きて
きて、家や勝手口の鍵を点検して回る。娘はその都度、見守りし、寝床に戻ってから、
鍵を再点検。鍵をかけるつもりが、反対に開けていることがあるため。
毎夜、時間に関係なく、大きな声で寝言を言い、娘が目を覚ます。寝言だけではなく、
風の音などに反応して「だれかが庭にいる」などと、娘を起こす。
また、目が覚めると、時間に関係なくテレビのスイッチを入れ、その音や光で娘が目を
覚ます。ママに眠りを邪魔されることがしばしばなので、私はママと一緒の寝室から逃れ、家の出入り口があるDK(ダイニングキッチン)のホットカーペットの上で毛布をかけて寝ることの方が、寝室で寝るよりも多くなったから。
ママと離れた寝場所でも、家の出入り口付近で私が寝ていれば、ママが庭に出る時に多分目を覚ますだろうから、最低限のセキュリティ(鍵かけ)には好都合。
でも、いくらママとはいえ、他人に睡眠のじゃまをされるのは、かなり辛い。いつも
寝不足感がある。
さて、要介護認定の訪問調査はどうだったか?
近いうちにブログに書きます。
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テーマ:認知症の介護 - ジャンル:福祉・ボランティア