一昨日夜、安堵と疲れとで、10秒もしないうちに寝入ってしまった。
寝床に入った後の記憶が、全くといっていいほどないくらいに。
その日(8/7)のブログ「
ママの認知症介護、新体制なるか?」で、
ママの、新しいデイサービスと、新しい主治医(かかりつけ医)とが見つかったと書いた。
不思議と言うか、運の良い巡り合わせだった。
考えてみれば、岡山(倉敷)の、それも限られた地域内であるから、不思議でも偶然でもないかもしれないけれど、それでも、何からの「
見えざる手」がはたらいた気がする。
今日は、その前編。
今回の事の始まりは、
7月21日。
8月末で、今ママが通っている
デイサービスセンターが閉鎖になるため、その後のことを急に考えなくてはならなくなった。
●7月24日(金)、認知症の人と家族の会で医師の情報を得る
以前から疑問を持っていた、かかりつけ医。月1回30秒の診察では、
認知症のママの症状を把握してもらうのは難しい。医師からのアドバイスも情報も何も得られなくても、アリセプト
(認知症の薬)を処方してもらうためには通い続けなければならない。
そんな疑問を、、「
認知症の人と家族の会」の倉敷地区の「つどい」でぶつけてみたところ、デイケアセンターも併設している、あるクリニックをメンバーの方から教えていただいた。
車でも片道30分はかかる、少し遠方ではあったものの、一度、相談してみよう、と思った。
●8月4日(火)、アポ取り
8月2日(日)夜に東京から実家に戻り、翌8月3日(月)は、ママが終日家にいることもあって、おとなしく過ごし、8月4日(火)、ママがデイサービスに行ってから、アポ取りを始める。
まずは、例のクリニック。
話では予約なしでも行けるということだったけど、最初は予約が必要で、必ず本人(ママ)を連れてこなければダメ、とのこと。
できれば、まずは私だけで相談に行き、その後で、ママを連れて行きたかったのだけど、どうもそれは無理そう。一旦、電話を切り、ママを連れて行けそうな時を考えてみた。
火・木はデイサービスで、デイサービスの次の日は疲れて、朝食後も寝ていることが多いママ。
でも、あまりゆっくりしていると、お盆になってしまうので、8月7日(金)の午後の診療を受けようと、再度、電話をし、予約を取った。
あとはどうやって、ママを連れ出すか? 当日までに考えておこう。
次は、ある施設。
小規模多機能ホームとグループホームを併設している。デイサービスもやっている所。
ここも、やはり前に、認知症の人と家族の会の集いで教えていただいた。
認知症への取り組みを本格的にやっている、アットホームな施設だと聞いていた。
しかし、家からは少し遠いのと、
重度の利用者もいる、との理由で、以前は選択肢から外していた。
ママは、自分を
病気だとも年寄りだとも思っていないため、今までのママを連れ添った施設見学でも、ママは「絶対にこんな所、行きたくない」と強い拒否反応を示すのがわかっていたから。
それでも、一縷の望みをかけ、まずは私だけで伺うことにした。
ママがデイサービスに行く木曜日(8月6日)の午後に。
●8月5日(水)、夕方ケアマネージャーさんからの電話
もちろん、ケアマネージャーさんには、いの一番に新しい施設探しをお願いしていたのだが、(大変失礼ではあるが、) あまり期待をしていなかった。
今ママが通っている所も別ルートで見つけたし、今までも 「
なかなか良い所がなくって・・・」 という答えだったので、自分で探すしかないと思っていたから。
とはいえ、ママと私の修羅場(
精神病院での大暴れ)も、
ママがホームヘルパーさんを泣いて嫌がるようになったこと等も、今までのいきさつや様子を知っている唯一の方でもある。
ケアマネージャーさんからしてみれば、「
自分の紹介した所を利用したことで、結果的に申し訳ないことをしてしまった。」 という思いが強く、だいぶ慎重になっていたらしい。
そのケアマネージャーさんから、電話があった。
「
あれから、いろいろ探してみたのですが、今、行かれている所に少し近い感じのデイサービスを見つ
けました。隣の市なんですが・・・。」
もちろん、私はそこへ一緒に見学しに行くことをOKした。
8月7日(金)の昼前頃に訪問することに。この日はママが家に居るけれど、「仕事で人に会ってくる」という言い訳をママにして、出かけよう、と。
一度は、
ママを自宅から約35km先の寄島の施設に通わせる覚悟をしていたので、それに比べれば、隣の市でも近いものだ。
●8月6日(木)、1箇所目の施設見学
認知症の人と家族の会の集いで教えていただいた所へ見学に行った。
古い民家を改造した所で、何となく懐かしい感じのする家。
利用者さんの顔つきも、みんな
柔和で、
温かみのある良い施設だと感じた。
が、やはり、
重度の方が多い。
伺ってみると、要
介護3~5の利用者さんが多い、とのこと。
会話もあまり成り立たないらしい。また、お年を召した方が多く、平均年齢は90歳を超えているらしい。
もし、ママがここに来ると、最年少になる、とのこと。(ママは76歳)
ママの認知症がもっと進行した時には、ここはとても良さそうだが、今のママの状態を考えると、ちょっと、ここは難しい。
ママが嫌がるだろう。
それに、できれば利用者さんどうしの会話ができる所の方がいい。(会話が本当に成り立っているかどうかは別として。)
この日までは、ママの新しい受け入れ先探しは、まだ初めの一歩に過ぎなかった。
事態が急展開したのは、8月7日(金)。
続きは、
明日のブログで。
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テーマ:認知症の介護 - ジャンル:福祉・ボランティア