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2009年07月25日(土)    [カテゴリ: ママと私の日常]

「私は無能」とは言いたくないよ ~「要介護認定」新基準は益々、認知症に不利~

最初に断っておきます。この記事中で使う「能力」という言葉ですが、
   能力 = ただ単に、あること(動作など)ができる
という意味で使います。決して「才能」という意味ではありません。あしからず。


今年(2009年)4月から改訂された「要介護認定」の基準。
特に現場からは 「改悪」 の声が多数、上がっている。
ネットで 「要介護認定 基準 改悪」 などのキーワードで検索しても、出てくるわ、出てくるわ。

今さら、このブログで書くつもりはなかったのだけど、たまたま昨日(7/24)の朝日新聞で
  『「要介護認定」新基準 あまりに・・・
と題した記事が大きく載っていたこと、やはり昨日の「認知症の人と家族の会」の倉敷地区の「つどい」でも話題に上がったことから、私自身もさらに危機感を強め、今日はこの話題を書くことにした。

●「要介護認定」新基準とは



上記の朝日新聞の記事に、こんな小見出し(?)がある。
  ・右ひさ痛。立てず 視力も低下 → 「非該当」
  ・はってトイレ移動 → 「介助されていない」

これは、「要介護認定」新基準の内容の一部。
ほとんどの人がこれを見て、「ええ、そうなの? おかしいよ。」 と感じるだろう。

ええ、そうなの? おかしいよ。」 をもっと連発したい方は、厚生労働省の「認定調査員テキスト2009(平成21年3月改訂版)」を見ることをオススメする。
  → 「認定調査員テキスト2009」を一括ダウンロード (PDFファイル: 1,724KB) (厚労省サイト内)

全166ページにも及ぶが、要介護者を抱えている方は、ざっと目を通しておいて損はなかろう。
そうすれば、この基準に対しての議論が、さらに良くわかるようになる。

●認知症の人と家族の会の「適正な要介護認定を求めるアピール」



そして、認知症の人と家族の会の
  「適正な要介護認定を求めるアピール
を読んでみる。この中の一文、
  今年になって明らかになった4月からの認定調査基準の変更は、私たちにとって「驚愕」の一言で
  あった。それは、「非常識」「軽度化指向」「意味不明」「かえって煩雑」「認知症への無理解」「不思
  議」と感じたことである。

は、きっと認知症を家族に抱える人々にとって、「まさにその通り」 を凝縮している。

そして、「認知症への無理解」を示した一文。
  認知機能を日頃の状況でなく調査時の状態で判断する認知症への無理解。

●ママのように、身体が動く認知症の場合は



ママのように、認知症であっても身体が動く人の場合、特に「軽度」に判定されるのではないか?

ママは、(年相応ではあるが)普通に身体が動くし、本人は「自分が認知症」という意識はない。
だから、ママは「他人の世話にはなりたくない」と思っているし、何よりも、初対面の人(調査員)に対し、
  わざわざ自分の無能さをアピールする
なんて、自分のプライドを傷つけることは、絶対にしないだろう。

能力(できるかどうか)を尋ねる質問に、ママは全部 「自分一人でできます。やっています。」 と自信を持って答えるだろう。
もし、私が認知症になっても、きっとママと同じように 「何でも一人でできます。」 と答えるだろう。
それに、認知症という病気の特性上、過去の記憶の方が鮮明だから、過去にできていたことは、例え今できなくても、ママ自身がそれを認識していない

短期記憶を尋ねるような「先ほどまで何をしていましたか?」とか「朝食は何を食べましたか?」という質問に対しては、平気で作話する。もちろん、ママ本人は何の悪気もないけど。

ママはその瞬間、瞬間に対しては、まだかなりの理解力を持っているので、対話が成り立つ
1分後は、多分忘れているし、3分経つと、ほとんどすべて忘れているけど。

すると、多くの項目で 「介助されていない」 に丸を付けられてしまう。

「認定調査員テキスト2009」の中には
  基本的には、「目に見える」、「確認し得る」という事実によって、調査を行うことを原則とする。
という、ある意味、当たり前ともいえる項目があるが、実はこれが認知症にとって、相当の曲者

介護者である私が、ママの答えを否定しても、調査員は、私の言う事実を確認する手段がないから。

例えば、「買い物」の項目についても、「買い物の適切さは問わない」わけだから、ママの場合、これも「介助されていない」になる。
実際は、私が悪夢にうなされるほど、同じものや要らないものをいっぱい買ってくるのに。
自転車に乗って行ったことを忘れて、店内用カートを押して帰ってくることもあるのに。
  (過去ブログ参照 → 「銀ブラ気取り? ママの「マルナカ ブラ」と私の恐怖
                「ご近所さんの力 ~ママが置き忘れた自転車の行方~」 )

ママは身体が動く分、トンチンカンなことをしてしまうから、目が離せない(目を離しにくい)。
ママのプライドを傷つけないように、また問題化する周辺症状が出来る限り出ないようにするため、「これはダメ」という禁止の代わりに、見守りや適切な声掛けをするよう心がけているため、介護の手間は増す

でも、こういう部分は、考慮されない

そうでなくても、前回の認定調査で、「要介護2」→「要介護1」に引き下げられているのに、今度は「要支援」にまで下がりそうだ。認知症の症状は、次第に進んでいるにもかかわらず。

●だから、かかりつけ医(主治医)の交替も・・・



昨日(7/24)のブログで「ママの主治医を替えようか?」と書いたのも、要介護認定の基準改訂に起因している。

「認定調査員テキスト2009」の「要介護認定に関わる人々のそれぞれの役割」には、
  ・・・ 調査員及び主治医は、申請者当人を知る「情報提供者」であり、 ・・・ (中略) ・・・
  審査会においては、調査員と主治医のみが、実際に申請者を目の当たりにして審査に必要な情報
  を提供する立場にある。したがって、調査員と主治医は、申請者の状況を極力正確に審査会委員に
  伝達すべく、調査票や意見書をまとめることが必要である。

という記述がある。

たった1回限り来るだけの調査員と、月1回30秒接するだけの主治医が、申請者当人を知る「情報提供者」ですって?
とんでもない!!!


調査員が1回限りなのは仕方ないとして、せめて主治医だけは、ママの普段の状態や変化をもっと知ってもらえる方であってほしいから。

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2009年07月25日(土)    [カテゴリ: 毎日の食事記録 大公開!]

2009年7月24日の食事記録

※ 下の図表は「食べたらネット」への入力により、自動集計されたものです。
  なぜ、食事記録を公開しているかの理由は、こちらをご覧ください。


●今日の食事バランスガイド


2009年7月24日のバランスガイド


●今日の食事内容


2009年7月24日の食事記録

●今日の食材のうち、自宅菜園で収穫したもの


トマト、ミニトマト、ジャガイモ、分葱



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kiyomi

Author:kiyomi
認知症の母(要介護4)の介護で、4年半前から東京(自宅)~岡山(実家)を往復するも、心身共に疲れ果て、ついに2010年7月月末、経営していた会社の東京オフィスを閉鎖し、地元に一元化。
この経験から、もっと介護情報を流通できれば、もう少し介護生活を楽にできるのではないかと、2009年12月、倉敷市くらしきベンチャーオフィスにて、株式会社ハートバードを設立。2010/2/5、岡山県の介護・シニア・福祉情報ポータルサイト「介護ん!」運営をスタート。2012年3月、NPO法人介護ん設立。
性格は、良くも悪くも、呑気、楽天家、マイペース。趣味は草花を見て歩くこと。
ブログ開設:2008年7月4日
(開設理由はコチラ)

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